November 15, 2005

ETHZと私

ETHZは1996年の夏から1年間、勉強した学校です。
スイス建築について知りたかった私は、当時客員教授であった、スイス人建築家ペーター・メルクリのスタジオで、2学期に渡って、チューリッヒの集合住宅の課題を勉強しました。メルクリは、現在はさまざまなコンペで勝って小学校やオフィスビルのプロジェクトなどを大きなプロジェクトを手がけていますが、当時は戸建て住宅や集合住宅のプロジェクトなどを一人でじっくりと設計していました。スタジオで学生たちと議論する時間をとても大切にしていて、幸運なことに彼といろいろが議論をすることができて、私にとって、メルクリは影響を与えた重要な先生の一人といっても過言ではありません。
ということで9年ぶりの母校に戻ってこられるのは、とてもうれしい話でした。スイスではたくさんの友達ができたのですが、やはりスイスと日本は遠いので、自分自身も3年ほどきていませんでした。
なにげなくETHZから、メールと手紙がきたのは今年の4月のことでした。内容は主任教授のエベレ氏から、秋からの2年間の客員教授の招待状で、ひとまず大変興味があると返事を書きました。すると3週間後ぐらいに、あさっての教授会にかけるから、受けられるか受けられないか、至急返事がほしいとの連絡がきました。塚本に相談したら、せっかくだからやったらどうかとといってくれたので、了解のメールを出しました。

Written by KAIJIMA Momoyo : November 15, 2005 09:34 AM